初めての外壁塗装、分からないことが多く不安を感じていませんか?
中には、ハウスメーカーの10年点検やご近所の外壁塗装のついでに、業者が挨拶に来て、自宅にも塗装が必要なことがわかった。でも、いきなり言われてもどうすればいいの…という方もいるかと思います。
外壁塗装で失敗しないためのコツを厳選して紹介します。
あなたの家は本当に外壁塗装が必要?
ただ、この外壁塗装業界、実は不思議なことに、本当は外壁塗装が必要ないのにも関わらず家の塗装をしてしまう、という方が少なくありません。
一体、それはなぜか…?
その理由は、この業界の至るところで過剰なセールストークが行われ、まだ外壁塗装に詳しくない一般のお客様がよくわからずに焦って決めてしまう、というケースが非常に多いからです。
私自身、これまで「時間がないからすぐに決めたい」「分からないから業者に任せたい」と言って、急いで契約をした結果、後から非常に後悔することになったケースを何度も目にしました。
だからこそ、私はこの記事を読んでいるあなたに問いたいのです。
「本当に今、外壁塗装が必要ですか?」
もちろん、中には正しいことを言ってくれる、お客様に寄り添った親切な塗装会社もいます。しかし、本当の意味で失敗しないためには、親切な業者を頑張って見つけることではなく、自分の目で正しい知識を身につけることが大切です。
この記事では、外壁塗装に必要な知識をすべて網羅していますので、1つ1つ順を追って一緒に正しい知識を身につけていきましょう。
色あせやチョーキングが外壁塗装の目安
もしかしたら、先程の例とは逆に、「生活に支障が出ていないからまだ塗装しなくてもいいよね」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、気付かぬうちに劣化は内部で着々と進行しています。
もし築年数15~20年を越えても、何もメンテナンスせずに放っておくと、外壁が黒ずみ、みすぼらしくなってしまったり、ひび割れ部分から水が染み込み内部から腐敗してしまうリスクが高まります。
ここまで劣化が進むと、もはや手遅れです。
補修費用は150万円以上必要になる場合も…。そんな大金、いきなり必要と言われてもなかなか準備できませんよね。
外壁塗装の成功には「対策」ではなく「予防」がポイントです。
実は、外壁塗装になるべくお金をかけないための最も有効な方法は、普段から自分の目でお家の外壁を定期点検しておくことです。
外壁の劣化は、人間の病気と同じで、気づかない間に今も進行しています。ですが、普段から健康診断しておくことで病気を早期発見できますよね。それと同じで、お家の劣化も早期発見することで、治療の費用を安く抑えることができます。
今回、自分の目でお家の状態を診断するためのセルフチェック表を作りました。ぜひ実際の外壁の状態と見比べてみてください。
特に、色あせや(手に白い粉がつく)チョーキングが外壁に表れてきたら塗装を検討し始めるのに最適な時期といえるでしょう。
コツ①】騙されないために必要な「費用相場」の知識
塗装会社から提示された金額を、そのまま鵜呑みにしていませんか?
疑いを持ってかからないと失敗する可能性があります。
なぜなら、実は、ほとんどの業者が値引きの余裕をある程度残した金額で見積もり書を提出しているからです。つまり、本当の適正金額よりも少し高めに見積り金額が出てくることが多いということです。
また、ひどい場合は、お客様が知らないことをいいことに諸経費として10~20万円ほど上乗せした金額を最初から提示してくる業者もいますので、十分注意しましょう。
この見積もりは適正金額なのかどうか?をしっかり自分の目で判断できるように、事前に相場価格帯を把握しておくことが大切です。今回は、坪数ごとの相場がひと目で分かるようにまとめてみました。
坪数 | 塗装面積 | 費用相場 |
---|---|---|
30坪 | 120~130㎡ | 96~111万円 |
40坪 | 140~150㎡ | 115~124万円 |
50坪 | 170~180㎡ | 122~136万円 |
60坪 | 205~215㎡ | 129~150万円 |