外壁塗装に下塗りは必須!下塗りの重要性・ポイント・手順を解説!「下塗りをしないと、塗装に失敗する」

外壁塗装に下塗りは必須!下塗りの重要性・ポイント・手順を解説!「下塗りをしないと、塗装に失敗する」 大げさに感じますが、下塗りは、これほど重要です。
しかし…
「下塗りの役割って、そもそも何?」
「下塗りをしないと、どうなってしまうの?」
「下塗り前の工程って?」
といった疑問が浮かんできますよね。
この記事では、このような疑問を解決するために…
「下塗りの役割」
「下塗りの重要性」
「下塗りの注意点」
「下塗りの手順」
について、わかりやすく解説します!
最後まで読むことで、下塗りが外壁塗装にとって大切さが、しっかりとわかりますよ。ぜひ、ご覧ください。

上塗りについては、「上塗りとは?外壁塗装に欠かせない上塗りの役割と、他の工程との違いを解説」をご覧ください外壁塗装に下塗りは必須!下塗りの重要性・ポイント・手順を解説


外壁塗装に下塗りは必須!下塗りの重要性・ポイント・手順を解説! 
 
「下塗りをしないと、塗装に失敗する」 大げさに感じますが、下塗りは、これほど重要です。
 
しかし…
「下塗りの役割って、そもそも何?」 
「下塗りをしないと、どうなってしまうの?」
「下塗り前の工程って?」 
といった疑問が浮かんできますよね。
この記事では、このような疑問を解決するために… 
「下塗りの役割」
「下塗りの重要性」 
「下塗りの注意点」
「下塗りの手順」 
について、わかりやすく解説します!
最後まで読むことで、下塗りが外壁塗装にとって大切さが、しっかりとわかりますよ。ぜひ、ご覧ください。 
上塗りについては、「上塗りとは?外壁塗装に欠かせない上塗りの役割と、他の工程との違いを解説」をご覧ください。 
Point

下塗りは下地と上塗り塗料を接着させるため必要。
下塗りを行わないと、塗装が剥がれる原因になる。
下塗り前に、下地の洗浄・補修を行い、塗装後は乾くまで待つ。
目次 






1 下塗りとは何か?
2 下塗りの役割
3 下塗りの重要性
4 下塗りの注意点
5 下塗りの手順
6 まとめ
下塗りとは何か?
下塗りとは、下地と上塗りの間に塗料を塗る工程です。
まずは、下塗りの特徴について説明します。
上塗り塗料と違う
下塗り塗料は、下地と上塗り塗料とをくっつける働きが求められます。 
そのため、下塗り塗料と上塗り塗料は異なります。また下塗り塗料は木や鉄など、素材別に販売されていることも特徴です。 
下塗りに使用される塗料は、以下の3種類に分けられます。
プライマー
シーラー
フィラー
シーラーとプライマーは、下地が塗料を吸い込むことを防ぎ、上塗り塗料と密着させます。 
液状はサラサラとしており、薄く塗れることが特徴です。
劣化した下地や吸い込みが多い下地は、浸透性を持ったシーラーが使用されます。
フィラーの特徴
フィラーは、とろみがあり、シーラーやプライマーよりも厚く塗れます。 
主な用途は、外壁の凹凸や、小さなひび割れの補修などです。
近年では、微弾性フィラーも多く使われます。
下塗りは下地に合わせて塗装する
下地によって2回以上は下塗りを行い、また2種類以上の塗料を組み合わせます。 
例えば、塗料を塗っても下地がどんどん吸収する場合は、フィラーを2回塗らなくてはなりません。また下地に小さなひび割れがある場合は、シーラーの後にフィラーを塗ります。 
 
良い塗装を行うためにも、下塗りを行う場合は下地の状態にあわせて、塗料を使い分けることが求められます。

下塗りの役割
下塗りは、塗装の工程において欠かせない存在です。
どのように欠かせないのか、下塗りの役割について見ていきましょう。
下地と上塗り塗料を接着する
下塗りの主な役割の1つに、下地と上塗り塗料を接着する役割があります。 
これは、上塗り塗料だけだと、塗料がしっかりと密着しないためです。
このため、間に下塗り塗料を塗ることで、はがれにくい塗膜に仕上げられます。
塗料の吸い込みを防ぐ
下塗りをすることで、外壁に塗料が吸い込まれるのを防ぎます。これは、外壁によっては塗料を吸収しやすい材料で出来ているからですね。 
もし、塗料を吸収しやすい外壁に上塗り塗料を塗ってしまうと、余計な塗料を消費してしまいます。
そのため、上塗り塗料が外壁に吸収されないためにも、下塗り塗料をしっかり塗ることが大切です。
下地の色を隠す
下塗りは、下地の色を隠すことができます。これは、下塗り塗料と上塗り塗料を使うことで、思い通りの色を出すことが可能だからです。 
例えば、下地の色が「黒」でも、下塗り塗料と上塗り塗料を「白」にすることで、外壁の色を白色にできます。 
また、下塗りの色と異なる色を上塗りで使うことも可能です。
このように、下塗り塗料は下地の色を隠すことができます。
さび止めをする
金属に塗装をする場合、下塗り塗料はさびを防ぎます。 
これは、さび止め機能がある下塗り塗料を使うことで、さびを防ぐことが可能です。 
私の家だといくら?

下塗りの重要性
下塗りは、とても重要です。もし下塗りを疎かにすると、外壁に多くの問題が発生します。
では、どのような問題が発生し、何が重要なのか解説していきます。
下塗りをしないと、塗料がはがれるおそれがある
 
 
下塗りをしないと、塗料が剥がれる恐れがあります。これは、上塗り塗料だけでは、塗料がしっかりと密着しないからです。 
もし、下塗りを行わないと、塗装がボロボロと剥がれてしまいますよ。 
そのため、塗料の剥がれを防ぐ意味でも、下塗りが非常に大事になります。
 

「下塗り不要」の上塗り塗料はおすすめできない
下塗り不要を謳っている上塗り塗料はおすすめできません。なぜなら、上塗り塗料だけでは、下塗り塗料の効果を発揮するのが難しいためです。 
下塗り塗料は上塗り塗料が外壁に吸収されるのを防ぎ、下地との密着性を高めるなど、様々な機能があります。それを、上塗り塗料だけで代替することは非常に厳しいです。
そのため、すぐに塗装が剥がれないためにも、「下塗り不要」の上塗り塗料を使うことは、おすすめできません。
思い通りの色を出せる
下塗りのおかげで、思い通りの色を出すことができます。これは、上塗りだけでは下地の色が透けて見えるためです。 
下塗りをすることで、下地の色を透けることを防ぎ、自由に上塗りの色を塗装できます。
外壁に思い通りの色を出すためにも、下塗りは大切です。
費用を抑える
下塗りをすることで、費用を抑えられます。これは、下塗りによって上塗り塗料が下地に吸収されることを防ぐからです。 
もし、下塗りを行わずに上塗りのみ行うと、下地に上塗り塗料が吸収され、塗料の費用が無駄になります。そのため、費用を節約するためにも、下塗りは重要です。 
下塗りの注意点
下塗りを行うとき、注意点があります。この注意点を守らないと、塗装が剥がれてしまう恐れがあるのです。
塗装が剥がれる事態に陥らないためにも、下塗りの注意点を確認しておきましょう。
下塗り前の洗浄はしっかり行う
下塗り前にしっかりと洗浄しましょう。下地にゴミや汚れ、古い塗装が付着していると、塗装が剥がれる原因になるからです。 
そのため高圧洗浄機を使い、徹底的にゴミ、汚れ、古い塗装を落とす必要があります。塗装が剥がれないためにも、下塗り前はしっかりと洗浄しましょう。 
 

外壁塗装に高圧洗浄は必須?高圧洗浄の方法と費用を解説!
下地の補修が必要な場合、先に行う
下地の補修が必要な場合、先に行いましょう。なぜなら、ひび割れに使うシーリング材は、塗装が必要な場合があるからです。 
他にも、もしひび割れを後回しにした場合、ここから雨水が浸入して外壁を脆くさせる原因になります。外壁を守るためにも、下地の補修は先に行いましょう。 
 

乾燥までの時間に注意
下塗りの乾燥に注意しましょう。なぜなら、下塗りがしっかり乾いていないと中塗り・上塗りに失敗してしまうからです。 
塗料の乾燥には時間がかかりますが、焦って中塗り・上塗りを行うと塗装が剥がれる原因になります。 
下塗りが乾燥しないからといって、中塗り・上塗りを急かしてはいけません。しっかり乾燥してから次の工程へ移りましょう。
下塗りの手順 
下塗りはどのような手順で、どのような道具が必要なのでしょうか?
下塗りの手順と必要な道具について解説します。 
                                下塗りは塗装以外にも、様々な道具が必要です。 
このうち塗装に関係する道具は、以下の通りになります。
塗料
うすめ液(水性塗料なら水、油性塗料の場合はペイントうすめ液)
はけ、ローラー(水性用や油性用など、用途が指定されている製品もあります)
バケツ
マスク、ゴーグル、手袋(有害物質を体内に取り込むことを防ぐため)
そして、以下の道具は作業に関連します。 
主に、塗装箇所の周辺を汚さないため、下地処理を行うためなど、塗装前の段階で必要です。
足場(2階建てなど、高所作業の場合)
養生シート、ブルーシート
マスキングテープ、養生テープ、マスカー
シーリング材、コーキングガン
高圧洗浄機
ワイヤーブラシ、金属製のたわし、サンドペーパーなど(さびがある場合)
以上のような道具が、下塗り塗装において必要となります。
塗り方のポイント
下塗りを塗るポイントとしては、以下の通りです。
下塗りは、下地にきちんと付着させる必要がある。
塗料は上下左右まんべんなく塗る。
ローラーに多くの量をつけると均一に塗れない。 
正しい量の塗料を、素早く塗る。
垂れるほど多くの塗料は必要ない。
これらのポイントを守ることで、下塗りに失敗することはありません。
下塗りは1回とは限らない
下塗りの回数は、1回とは限りません。以下のように、下地によって下塗りを2回以上行う必要があります。
下地の劣化が激しい場合
下地の吸い込みが多い場合
以上のような点が確認された場合、下塗りは以下の点に注意が必要です。
    • 数の塗料を使う場合、先にシーラーかプライマーを塗り、その後フィラーを塗る。
      • 2回目以降の下塗りの場合、前の塗料が乾いたことを確認して次の塗装を行う。

    以上のように、下塗りは1回とは限りません。下地によって下塗りの回数が変わります。

    まとめ

  • 外壁塗装において、下塗りは下地と上塗り塗料を接着し、塗装を剥がれない重要な役目を持っています。

  1. そのため、下塗りをしっかり行ってくれる塗装業者に依頼しましょう。